ヘアドライヤーを選ぶなら、おすすめのメーカー・機種はどれ?
一口にヘアドライヤーといっても、メーカーや機種もたくさんあって、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね?
そこで今回は、『ヘアケアのプロ』がおすすめする「これを買っておけば間違いなし!」。コスパ抜群で頭皮や髪に優しいヘアドライヤーをご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ!
- ヘアケアの専門家がおすすめするヘアドライヤーがどれなのか知りたい方
- ヘアドライヤーを買いたい「でもどう選んだらいいかわからない」という方
- 価格が安く高性能、コスパの良いヘアドライヤーを買いたい方
市販のドライヤー・業務用ドライヤーの違い
ドライヤーをなぜかけなくてはいけないのか、どうかけたら髪によいのか、イマイチよくわからないですよね。
そこで今回は、美容院チェーン店の経営者さんで、ヘアデザイナー歴15年以上の方のお話を聞いてきました。
じゃあ、キューティクルが閉じる感じとは?
『ヘアケアのプロ』がおすすめするヘアドライヤーはコレだ!
メイクを落とす、お風呂に入る、髪の毛を乾かす・・・日常に疲れ切っている夜の時間、家に帰ってからは、座ったら立ちたくないなんてこともありますよね。
一方、朝風呂派の皆様、乾かしてる時間があるなら寝て居たいし、夏場は汗をかくのが困りものの出勤前。
ドライヤーは特に、一連の美容作業のなかでも省かれやすいので、髪の毛には甚大なダメージが出やすいものです。
でも、本当に傷んでいるのか、正直わからないまま痛みが進みます。
そこで
- 脱濡れ髪のために「髪を乾かす」ということは何のためにするのか
- どこまで乾かしたらいいのか
- いいドライヤーはとはなんなのか
髪の毛と頭皮のことに触れながら、おすすめのヘアドライヤーをご紹介していきます。
『ヘアケアのプロ』がおすすめするヘアドライヤー(1)|パナソニック「イオニティ」
「一番髪に良い、ただキューティクルが閉じた」という状態は、わかりにくい、完全に乾いた感じがしない。
でも、キューティクルが閉じると、手触りとしては毛根から一方方向に撫でた時、「ツル、ヒヤ」とするんだそうです。
イオン、ナノイー、さまざまな効果を発揮するドライヤーがありますが、機能はつければつけるほどお値段も上がるし、使い方も目的も絞りにくくボケてしまいます。
「キューティクルを閉じる、細菌繁殖予防」というのがドライヤーの目的ですから、結構シンプルなんですね。
価格はナノイーシリーズほど高くないですし、機能は至ってシンプルに「乾かす」ことに特化しています。
風速と温度の調節機能は4段階あり、地肌を一気にターボで乾かし、その後、少し弱めて毛を乾かせます。
もちろん、冷風もあるので髪が熱くなる前に冷やせます。
風の強さがあるので、地肌を乾かすのには時間がかかりませんから、髪に風が当たりすぎてしまって乾燥しすぎになることを防げるのもオススメ。
さらに、乾かす風の出てくる部分と別の部分から同時にイオンが発生しているので、美容院のドライヤーと比べ乾かし過ぎがちな私たちの髪の水分量を守ってくれます。
また、ドライヤーの中に埃が入らないための工夫がされているので、お手入れの煩わしい部分もなく、折りたたんで収納できる点も使いやすくておススメです。
【口コミ・レビュー動画】Panasonic ヘアドライヤー ionity
『ヘアケアのプロ』がおすすめするヘアドライヤー(2)|コイズミのヘアドライヤー「モンスター」
名前のごとく、風とイオンがすごい!
ロングヘア、くせっ毛の方には、コイズミのヘアドライヤー「モンスター」がオススメです。
また、「毛量が少なめ、簡単なスタイリングもしながら乾かしたい人」にもコスパのよい機種です。
大風量2.0㎥/分のパワフルな風でより速く乾き、時間も短く、毛へのダメージは少ないです。
ダブルファンを搭載しているのが珍しく、風の方向がばらけるので「ロングヘアの方でも絡みにくい」のがありがたい機能です。
また、スカルプモードがあるのが特徴の1つです。何それ?と思いますよね。
スカルプモードというのは、温風の温度が低くなっていて、60度〜くらいの温風が吹きます。
そのため、熱によって乾かし過ぎて、乾燥してしまうことを防ぎ、フケや抜け毛の原因を作りにくくします。
- 髪の量が少なめの方
- 巻きながら、スタイリングしながら乾かしたい方
- 時間をかけて乾かす方
- 冬などの乾燥している時
などにもオススメのモードです。
先程のドライヤー対談のなかで、美容師の方から
「ドライヤーを購入するなら、風のモードが変えられると便利ですね。」
「機能性の高いドライヤーは、湿式というか、湿り気がある風がでます。」
「でも、日本は湿度の変化が多いので、自宅で髪を乾かすときには、季節ごとに髪の毛の環境が変化していると考えて欲しいですね。」
「要は梅雨時期の髪を、あまりにも湿式の風で乾かしてもダメだし、冬に、乾式で乾燥した風でも良くないです。」
という話が出ました。
ちょっと詳しく具体的に説明すると「例えば梅雨時期は、湿度も高く地肌もべたつき、さらに髪もうねる」と言います
その原因は、最初に乾かしたときに、以下の状態であることです。
- 地肌は乾きってない
- 地肌の前に髪が乾き過ぎて、キューティクルの閉じた後に乾燥し、水分不足になる
何が頭に起こるかというと「地肌は細菌が発生して余計にじめつき、毛の方は乾燥状態なので、外からの湿度を水分として取り込み過ぎてうねる」ということになります。
大切なのは「地肌は乾く、毛はキューティクルが閉じる」までなので、梅雨時期は、地肌付近から短時間でしっかり乾かし、髪の毛は触ってみて少し滑り感がある、しっとりする程度で乾かすのをやめるようにします。
逆に乾燥している冬は、地肌も乾き過ぎてしまうので、あまりに熱風でずっと乾かすとフケや痒みに繋がってしまう。だから「温度を低めに設定するとよい」ということになります。
コイズミの「モンスター」には、季節ごとの環境に合わせて設定できるモードがあることで一年中の季節変化に対応できます。
また、マイナスイオンの発生により、普段づかいでも乾き過ぎを防げます。
さらに、海外でも使えますし、折りたたんで収納できますから、持ち歩ける便利なドライヤーなんです。
【動画】コイズミのヘアドイヤー「モンスター」
『ヘアケアのプロ』がおすすめするヘアドライヤー(3)| シャープ「IB GP9」
パーマやカラーの多い方、どうしても髪が痛みやすい環境の方にオススメなのは、シャープのヘアドライヤー「IB GP9」。
髪を守る、という視点に特化したコスパ最高機種です。
シャープといえばプラズマクラスター
この独自機能は、加湿器や空気清浄機にも搭載の人気機能です。
「じゃあ、何がいいの?」となりますよね。
プラズマクラスター技術はシャープ独自のもので、ざっくり言えばイオンを生み出します。
自然界の状態と同じように、水素のプラスイオン(H⁺)と酸素のマイナスイオン(O₂⁻)が空気中にある状態を作ります。
イオンというのは、プラス、マイナスというように成分が偏った状態なので不安定。
だから、イオンに分解されている「水素、酸素」は、同じように不安定なイオンを探してくっつき、安定した物質になりたがります。
その性質を利用して、空気中のよくない物質をくっつけて浄化、分解したり、静電気の発生を抑えたりします。
イオン化した水成分が、乾燥している髪の毛に同時に吹き付けられるので、水分が補給され乾かし過ぎから髪を守ります。
また、水分量が多いほうが静電気は発生しにくいため、冬のブラッシングのバサバサ感を防ぐので、ヘアアレンジにも向いています。
そして、水分子のコーティングがされるので、ヘアカラーが長持ちします。
カラーの多い方で、どうしてもカラー抜けの速さや、乾燥にお困りの方は、是非プラズマクラスターの効果を実感してほしいです。
さらに、油の飛ぶような仕事場や、帽子を被らなくてはならない職種の方にも、こちらのプラズマクラスターはオススメ。
地肌を乾かす際に、プラズマクラスターが出るので、消臭と除菌、殺菌の効果があり、地肌のケアができます。
【公式動画】速乾テクノロジーのご紹介/シャープのヘアドライヤー
【まとめ】「ヘアケアのプロ」がおすすめするコスパ抜群のヘアドライヤーはコレだ!
- 【イチオシ!】「値段、機能、軽さ」など、総合的に一番のおすすめヘアドライヤーは、パナソニックの「イオニティ」!
- 『ロングヘア、くせっ毛の方』には、パワフル風量のドライヤー「コイズミ モンスター」がオススメ!!
- 『パーマやカラーの多い方、どうしても髪が痛みやすい環境の方』には、シャープのヘアドライヤー「IB GP9」がおすすめ!
今回は、コスパのよいドライヤーということで、私たち一般消費者の知らないドライヤー事情、髪を乾かすことの目的や効果をしっかり紹介しました。
ご自分の髪の毛を触って、パサっとしたりチリチリしたりするようなら乾かし過ぎです。
地肌を先に乾かし、髪の毛側は温風の後、冷風を最後に当てて、しっとりする程度の分数で十分キューティクルを閉じてツヤ感あるヘアスタイルを体感して下さい。
ドライヤーは髪の毛や頭皮がカラッっとするまでかけなくて良いことがわかりましたし、髪の毛がノートラブルの時は、そもそもどんな機能も触れ込みほどの効果を感じないのです。
だって髪の毛を乾かすのは、キューティクルを閉じるためであり、キューティクルの閉じた髪なら、手触りもツヤも違うのです。
記事を読んだ皆様が、毎日使いたくなるドライヤーと出会えますように。